2011年リバプール流行語大賞 結果発表

2011/12/25
Merry Christmas!!!

というわけで、Twitter上でフォロー&フォロワーさんにご協力いただいて開催しました「2011年リバプール流行語大賞」の結果発表でございます。
今回はなんと!全126票ものご意見をいただきまして、盛大に行うことが出来ました!!!
これもひとえにリバプールを愛してやまない皆様の情熱のおかげでございます。

本当に、本当にありがとうございました〜!!!

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さて、前置きはともかく、早速順位発表の方に入ってまいりたいと思います。

栄えある1位に輝いたのは、この言葉!!!


1位:ヘッドレスチキン(31票)(by アッガー)

いやー、本当に予想通りの結果でしたwww
この言葉は、アッガーがスウォンジーシティ戦の引き分けの後にメディアにコメントしたもので、今のリバプールの状態を的確に表していると言えるでしょう。
元ネタはこちら

特に、投票締切日の直前の試合がウィガン戦の引き分けだったということで、試合終了後から一気に投票が加速して2位を突き放す結果となってしまいました。。。

Twitter上では、リバポファンの方のみならず、他チームファンのかたも「ヘッチキ」がリバポを揶揄する合言葉として定着してしまいました。
もう言い訳のしようもありません。

オーナーも一新し、キングケニーが戻ってきた2011年。
ここで結果を残せなければ、もうビッグクラブではありません。
来年こそは「脱・ヘッチキ」を合言葉に頑張って欲しい!!!

◇◇

続きまして、2位の発表です。

2位:5000万ポンド(25票)

これは、イングランドフットボール史上最高額で1月のマーケットでリバプールからチェルシーに移籍した選手の移籍金の額です。
転じて、彼の代名詞としてもよく使われました。

リバプールでの英雄的な活躍と移籍の際の一騒動、その後のクラブ・選手・ファンを巻き込んだ騒動、そして特に、移籍後の不振を揶揄する際の合言葉にもなっています。
初ゴールまでに903分を要したり、その後も思うような活躍ができていません。
もちろん優れたストライカーであることは議論をまたないわけですが、加入を期待したチェルシーファンは本当にがっかりでしょう。

リバプール時代の輝きを取り戻すには、一体どうすればいいのでしょうね。
個人的にはスペインに戻って心機一転やり直すというのもアリかなーと思っています。

この5000万ポンドの他にも、「you should have stayed at a big club?」や「Is Torr * don't know how 2 pronounce it * starting? Lol」など、5000万選手がらみのキーワードへの投票があって、票が分散してしまったことが悔やまれます。

◇◇

以下、順位と一言コメントです。

3位:バベる(13票)

現在ブンデスリーガ、ホッフェンハイム所属のバベル選手がTwitter上で問題発言(?)をしたことがきっかけで、大きな波紋を呼びましたね。

ケニーの復帰戦でもあった新年のFAカップ3回戦、マンチェスターユナイテッド戦。
主審のハワード・ウェブが明らかにマンチェスターユナイテッド寄りのジャッジをしたことに対し、バベル選手は以下のような写真を自身のTwitterアカウント上にポストしました。



ハワード・ウェブ主審がマンチェスターユナイテッドのユニフォームを着ている写真。
ここにどんなメッセージが込められているかは明白でしょう。
これをきっかけに、バベル選手はリバプールから放出されてしまったとも言えます。
しかし、未だにリバプールを気にしてくれるので、個人的にはずっと応援したい選手です。

このように、2011年は選手とTwitterの関係が改めて浮き彫りになった年でしたね。
様々な問題発言、リバプールで言うとジョンジョのイチモツ丸出し事件やエクレストンのイルミナティ事件、さらにはグレン・ジョンソン選手も色々つぶやいていました。
他チームでもかなりTwitterがらみの騒動が多かったと思います。
マンチェスターユナイテッドのファーガソン監督が、直接名指しでTwitterを批判したこともありました。

2012年、SNSとクラブ、選手はどのようになるのか、注目です。

4位:バー(11票)

11-12シーズンになってから取り沙汰されるようになったこの言葉。

今シーズン(12月25日現在)、リバプールの選手が放ったシュートがゴールポスト・バーを叩いた回数はリーグNo.1だそうです。
特に今季は引き分けが多いだけに、「あのシュートが入っていれば…」と悔やんでも悔やみ切れないファンが多いのでしょうね。

また、年初のブラックバーン戦でジェラードがPKを外して以降、PK失敗も非常に目立ちます。
来年からはこれをどうにか改善してもらい、上位戦線に食い込んでもらいたいものですね。

5位:交代遅いよ!何やってんの! (ケニーの謎交代)(10票)

ケニーという監督は、良く言えば「選手を信頼している」、悪く言えば「分が悪くても放置する」監督でしょう。
80分を過ぎたのに交代しない、試合終了までカードを1枚しか使わない、調子の悪いダウニングやヘンダーソンをピッチに残して調子のいいカイトや他の選手を交代する、というシーンが多々見受けられます。

スカパー解説の某氏からは「監督力が低い」などと散々な言われようです。
(なんだそりゃwフリーザかwwお前はスカウターでも着けているのかwwwというツッコミは置いておいて)

まあ、調子が上向きにならないクラブの監督というのは、往々にして批判を受けやすいものです。
リバプールのような期待値の高いクラブならばなおさら。

とりあえず冬のマーケットで必要かつ適切な補強をして、巻き返してもらいたいですね。

6位:シュクシザース(シュクルテルの華麗なるドリブル)(8票)

シュクルテル選手がディフェンスラインでボールを持ち、おもむろにドリブルを仕掛けてゴール前まで運ぶ場面、記憶にありませんか?
昨シーズンあたりからそのようなシーンが頻繁に見られるようになりました。

時折シザースやキックフェイントなど、おちゃめなトリックも仕掛けつつ、ゴール前や中盤で相手選手に潰されるというのが、リバプールファンにとっての笑いと癒しのツボでもあります。
もちろんDFですから相手のマークの網に掛かりづらく、時には非常に効果的なこともあります。

今後もどんどん前に出てきて欲しいですね。

7位:「彼は世界中のどこでもダイブしているんだ」(4票)

これはリバプール対マンチェスターユナイテッド戦後にアレックス・ファーガソン監督が談話の中で語ったコメント。
ダイブというのは失礼な表現ですが、しかし中々的を射た言葉だと思います。
個人的には、「スアレスは主審を試すタイプの選手だ」という某実況担当者の言葉に同意です。

ピッチ上で様々なイリュージョンを魅せてくれる反面、疑わしい言動も多々あるため、イングランドのフットボールファンにとってはすっかりパブリックエネミーとなった感があります。
現在進行中のスアレス/エヴラ事件といい、今後も話題を振りまいてくれるスアレス選手に注目ですね。

8位:Happy Birthday to You, Kenny!(3票)

3/6のアンフィールドでのユナイテッド戦でKOPがケニーに捧げた"Happy Birthday to You"です。
カイティ様がハットを決めたあの試合ですね。
素晴らしい日でした。

同8位:トップ下、トップレス、メイレレス(3票)

夏の移籍でチェルシーに移籍したメイレレス選手を表す言葉です。
掛かり言葉の3段落ちがキレイですねw
リバプールは、メイレレス選手を失って甚大な被害を受けました。
来年はしっかり攻撃を組み立てられるタレントをチームに入れてもらいたいですね。

10位:you should have stayed at a big club?(2票)

5000万選手がらみの言葉。
タイトルを取りたいと言ってチェルシーへ出ていったのに、結局無冠に終わってしまった事を揶揄しています。
KOPの皮肉がすごく辛辣ですね。

11位:GJ(1票)

リバプールの正RBにしてイングランド代表、便器じゃなかったグレン・ジョンソン選手の頭文字です。
グレン・ジョンソンのGJとGood JobのGJをかけて「GJマジGJ」という表現が流行しました。

同11位:ポニーテール(1票)

1月の移籍で獲得したアンディ・キャロル選手の髪型を指す言葉。
夏にリバプールからヴォルフスブルクへ放出されたキルギアコス選手の髪型もポニーテールでした。
この二人、長身であり特に空中戦で強いということで、ゴール前にこの二人が並ぶと見分けが全くつきませんでした。

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さてさて、一気に発表してしまいましたが、いかがだったでしょうか?
本記事を読んで、ニヤニヤしながら2011年を振り返って頂ければ光栄の至りです。
下記サイトでは、全投票結果・データ(パーセンテージや「その他」の意見など)が掲載されておりますので、ご覧頂ければと思います。

【2011年 リバプール流行語大賞!この1年間で最も印象に残った言葉に投票して下さい。】


みなさん、2011年本当にお疲れ様でした!!

2012年も変わらずリバプールを応援しましょう!!

YNWA!!!

花咲くりばぽ 第8節 vs Manchester United (H)

2011/10/18


【Goals】
Gerrard (68)
Hernández (81)

【Bookings】

<Liverpool>
21 Leiva

<Manchester United>
3 Evrá
5 Ferdinand
18 Young


てなわけで。

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●ダルグリッシュのコメント(BBC

「ドローの後、選手たちはドレッシングルームで悔しがっていた。彼らが如何にこの試合にかけていたかがよく分かるよ。3ポイントを得られなかったことだけが非常に残念だ。

(スアレスについて)
 ルイス・スアレスについては語るべき言葉を持たないよ。ここにやってきた時からファンタスティックな選手だ。今後もそう在り続けてくれると確信しているよ。

(ダビド・デ・ヘアについて)
 何人かは「彼が苦しんでいる」と言っているようだが、彼はここではよくやっていたよ。何本かの素晴らしいセーブをした。

(試合内容について)
 我々は3ポイントを勝ち取ることが出来たと思うよ。極めてイーブンで拮抗した立ち上がりだった。2つのチームが互いに互いをリスペクトし合っていたんだね。

 ユナイテッドは後半の立ち上がりに良くなったが、長くは続かなかった。我々のほうが素晴らしかったね。

 同点になった後、彼らのゴールキーパーはディルク・カイトとジョーダン・ヘンダーソンのシュートを素晴らしいセーブで止めた。試合終了間際にもチャンスはあったね。

(ジェラードの復帰について)
 スティーブン・ジェラードの存在は、チームをブーストしてくれる。復帰後初先発のゲームで得点を決められたことは素晴らしいね。彼はこれまでこのクラブに素晴らしい貢献をして来たし、今後もそうあるだろうね。我々にとってもそうだが、この復帰は彼自身にとってもブリリアントなことだ。

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試合終了後、話題になったのはエヴラのアピールでした。
曰く、「スアレスは、今が2011年とは思えないようなひどい人種差別発言をした。ボクは試合中10回以上も罵倒された」というものでした。
主審だったアンドレ・マリナーさんはこの件を試合終了後に知り、すぐにFA(サッカー協会)に報告。
FAも調査に乗りだしています。

この件に関して、スアレスはFacebook上で以下のように反論。

●スアレスのコメント(AFP)

「その訴えにはびっくりしたよ。ひとつ言えることは、ボクは常にすべての人を尊敬しているってことだ。僕らは皆同じ人間だ。
スタジアムへ向かうときには、子供たちのために最大限のイリュージョンを披露しようとしている。口論するために試合なんてしないよ。」

●リバプールのスポークスマンのコメント

「我々がこの件について知ったのは試合終了20分後のことで、私たちのマネージャーがレフェリーに呼ばれて説明を受けました。 我々が最初にしたことは、ご想像通り、選手本人への聞き取りです。彼(スアレス)はすぐさまそのような発言を否定しました。」

なお、リバプールは本件に関して、もし無罪が証明された場合のエヴラ選手の出場停止処分を希望している、とのことです。

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また、試合後のフィル・ジョーンズのコメントも話題に。
リオ・ファーディナンドがペナルティボックス付近でアダムの足を引っ掛けてFKを与えたシーンについて、コンビを組んでいたジョーンズは「ダイブだった」と発言。
しかし、この発言は検閲の結果削除されてマンチェスターユナイテッド公式ニュースには掲載されなかったようです。

当のアダムは、ダイブではなかったと主張しています。

●アダムのコメント(ESPN)

「いろいろな意見があるだろうが、接触はあったよ。もし倒されていなかったらボクはゴールをしていたかもしれない。だから接触は必然だったんだ。それがボクの考えだよ。
 リオの横を通り過ぎた時、接触したと感じたんだ。ボクはダイブするような選手じゃない。あんなに簡単にはね。あれはファウルで、だからレフェリーはファウルを与えたんじゃないか。

 (ジェラードの)ゴールは別次元のクラスだったね。あれこそスティーヴィーが世界トップクラスだという証明だよ。」

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まあ、相変わらずマンチェスターユナイテッド戦はいろんなことが起こりますよね。退場者祭り、ハットトリック祭り、などなど。
今年初の対戦は久々のドローでしたが、随所に見所があって息もつかせぬ展開でした。
プレスの激しさ、早さは「これぞプレミア!」と見ている側をうならせてくれました。息つく暇もなく、数秒足元でボールが停滞するとすかさず奪われてしまうものすごい試合でした。
まさにナショナル・ダービーの名に恥じぬ好ゲームだったと思います。

向こうはギグス、フレッチャーの中盤が機能しておらず、後半になるとポゼッションの差が歴然としてきました。
それだけに、セットプレーは要注意だったんですけど…orz

相手は「ドーナッツボーイ」ことダビド・デ・ヘア選手がすんばらしかったです。
一昨シーズンのEL準決勝2nd legを彷彿とさせるような躍動する守備。
彼がいなければ、リバポの圧勝で幕を閉じていたんですけどねぇ。
MOTMは間違いなく彼でしょうね。

こちらの好材料としては、ようやく中盤の構成力が強まってきた点が挙げられますかね。
ルーカス・アダムのコンビはだんだん息が合って来ましたし、そこにジェラードが加わることで即興性が生まれました。
ヘンダーソンという若いスパイスも中々どうして見応えあります。

不満だったのはダウニングの交代のタイミング。
スピード的にもクロスの質もそれほど光っていなかったので、早い段階でベラミーを投入できればまた違った展開になったのではないかと思いました。
キャロルもダービーの空気になじませるために出して欲しかった…No.9が背中で泣いています。

さて、次の試合は昇格組のノリッジ戦…

と云いたいところですが。

謎の親善試合の関係で現地時間の18日夜にアイブロックスでレンジャーズ戦が組まれています。
滅多に見れないドニやマキシ、その他の若手選手の出番に期待したいところですね。

りばぽスケッチ 特別編 -夏の終わりに-

2011/09/03


2011 恋をした Oh 君に夢中

普通の 選手と 思って いたのに

Oh 見間違い Oh そうじゃないよ

いきなり 恋して しまったよー

夏の日の コアテス〜



というわけで、夏も終わり大波乱だったリバプールの移籍マーケットも無事にクローズ。

今回の目玉は、なんといってもコアテスきゅんでしたね。

愛しのヒューピア様と同じ誕生日、同じ身長、そして同じポジションという奇跡のスペックを持つ彼が、ヒューピア様が現役引退した次のシーズンにリバプールに加わる、ということは、決して偶然でも何でもないと勝手に確信しちゃっています。

出入りの激しいオフシーズン、しかも昨年から開始したホームグロウン枠の申請もありますので、ちょっとここいらで整理してみたいと思います。

<IN>


<OUT>


thisisanfield.comより引用)

7人を獲得して19人を放出した夏(獲得選手はシニアのみ記載されているので、若手を入れるともう少し多いですが)。
既にご存知のように、ラファとホジソンの残した不良債権を盛大に処分しました。
クラブとしての方針は、そこに尽きると思います。
莫大な移籍金以上に負担が大きい高額年俸選手をバッサバッサと売りさばくことで、ランニングコストを最小限にしましたね。
最終日のジョー・コールのローン移籍(ユーロスターでまさかのフランスへ!)やデゲンの契約解除など、古い枝は容赦なく剪られました。

コアテスはスアレス先輩を慕ってウルグアイから。
出っ歯ベラミーは久々のリバプールカムバックになります。現地ファンは早速「ゴルフクラブを用意しろ!」と騒いでいるようです。
ヘンダーソン、アダム、エンリケ、ダウニングの新加入カルテットは既に公式戦でその存在感をアピールしまくっています。
ドニさんは枯れたオヤジのオーラを身に纏い、一部ファンを悶絶させてくれること請け合いですね。

リバプールという一本の大木は、今までいびつに枝を伸ばし、土から吸い上げる栄養も余計な枝に吸われてしまっていました。
しかし、今回の剪定ですっきりしました。
クラブとして今後目指すべき方向性を決定づけた夏だったと、後の世で評価されることを祈りたいです。

さてさて、お次はホームグロウンの整理です。

<Home Grown 8選手>

Brad Jones
Glen Johnson
Jamie Carragher
Steven Gerrard
Jay Spearing
Stewart Downing
Andy Carroll
Craig Bellamy


<Not Home Grown 11選手>

Pepe Reina
Alexander Doni
Jose Enrique
Daniel Agger
Martin Skrtel
Fabio Aurelio
Lucas Leiva
Charlie Adam
Maxi Rodriguez
Dirk Kuyt
Luis Suarez


トータル 19選手


25名の登録選手枠に19名しか登録しなかった、ということは、それだけ21歳以下の若手選手が充実している証拠でもあります。
特に、この夏移籍金を費やして獲得したヘンダーソン、コアテスはともに20歳。
その他ケリーやシェルヴィー、ロビンソン、フラナガンなど既にトップチームで活躍している選手もいます。
こうして見ると、本当にスカッドが厚くなったことを実感します。

厳しい戦いが続く11-12シーズンですが、これで戦う布陣は出来ました。
キャプテンが戻ってきた時の中盤配置換えなど気になるポイントはいくつかあるのですが、それはまた次の機会に…。

Ciao!

花咲くりばぽ 第3節 vs Bolton Wanderers FC (H)

2011/08/30
シュートの雨が ゴールをたたくたびに美しく…




【Goals】
15' Henderson
52' Adam
53' Skrtel

92' Klasnic

【Bookings】
<Bolton>
Steinsson
Klasnic



てなわけで、完勝です。

--

試合に関しては各所で取り上げられている通り、リバプールの完勝でした。
特に新加入選手たちのゴールは素晴らしかったですね。



ヘンダーソンくんはボックス右隅から、右足を左足に持ち替えてのコントロールされたシュート。
そこに至るまでのスアレスのアウトサイドのパス、そしてダウニングのダイレクトボレーがすごすぎて、正直彼らにスコアはプレゼントしたくなる得点でした。
ですが、ただでさえ新加入で慣れないチーム、しかも試合ごとにポジションの代わるという難しい状況の中で結果を残してくれたことがとても嬉しかったです。

にしても、スアレスのパス。
あれはすごかった。

まさに「スワーブ!!」と叫びたくなりましたねー。
全てがカンペキなゴールでした。

次の得点はまさかのシュクルテル。
ニアでもファーでもなく、ちょうど相手DFとキーパーの隙間を縫うように蹴られたコーナーキックからシュクルテルの頭で一撃!でした。
これは蹴ったアダムがすごすぎましたね。

シュクルテルは最初からフリーで、特に相手DFを外すような特殊なムーブメントをしたわけではありません。
あれだけ大きいのですから目立たないということはないでしょうが、相手DF、特に各方面で言われているようにザット・ナイトは一体何をしていたんでしょうね。
謎でした。



アダムもゴール。
得意の左足ではなく、まさかの右足でしたね。相手DFも意表を突かれた形でした。
キャプテンが復帰したら間違いなく競争が激しくなるだろうこのセントラル・ミッドフィルダーのポジションですが、新加入選手たちがこうしてアピールしてくれるので頼もしい限りです。

こうして2連勝でインターナショナルウィークに突入したリバポですが、次の試合までの間には選手獲得&放出期限である8/31を挟むことになります。
ここでどのような動きがあるのか…興味深く見守りましょう。

花咲くりばぽ 第2節 vs Arsenal FC (A)

2011/08/21
爆・勝・宣・言!!!




【Goals】
77' OG (Ramsey)
90' Suarez

【Bookings】
<Liverpool>
Carroll
Lucas

<Arsenal>
Lansbury
Frimpong (sent off)


勝利の瞬間、頭の中に鳴り響いていたのはこちらのBGMでした。

「爆勝宣言 - 橋本真也のテーマ」

長かった…本当に長かったですよ。

最後にアーセナルにアウェーで勝利したのは2000年、まだハイバリーの頃でした。
アーセナルがエミレーツスタジアムに移転してからは公式戦で1勝も出来ず、リバプールにとっては文字通り鬼門、伏魔殿、魔の巣窟、鬼ヶ島状態でございました。

あちらは開幕節でソングとジェルヴィーニョが3試合の出場停止を喰らい、セスクは移籍し、ウィルシャーは怪我をし、ナスリは移籍するかどうか宙ぶらりんな状態(結局試合には出ましたが)。
そんな状況の中でも、勝利を確信するに至ることはできませんでした。

なぜなら、そこがエミレーツスタジアムだったから。

しかし、そんなジンクスを跳ね除けてくれました。
この1勝は本当に大きいです。
今シーズンのリバプールは、何かが違いますね。

--



一番のサプライズはナスリのスタメン。
マンシティへの移籍が囁かれる中、この大一番に出場します。
心意気、というか、サヨナラゲーム、というか。
昨シーズン試合出場を拒否したマスチェラーノとは大違いです。

前半開始後はアーセナルペースで試合が進みます。
彼らにとって、若手のジェンキンソンやラムジー、フリンポンを出場させるのは苦肉の策だったでしょうね。
特にフリンポン。
試合開始早々、スローインの判定を巡ってヘンダーソンと小競り合いを起こしてしまいます。
全くくだらない理由でイエローカード。
これがこの試合の最初のターニングポイントでした。

若くて血気盛んなのはよくわかりますが、無意味に試合を壊すような言動はダメです。
せっかく才能漲っているのに、本当にもったいない。

アーセナルはこのような若手を制止できるリーダーが不在です。

リバプールはアダムの調子がイマイチ。
セットプレーからのチャンスを形にできません。
サイドからのクロスにキャロル、ヘンダーソンがヘディングを合わせるなど、強引にチャンスを作って行きます。

この試合はホセ・エンリケの調子がすこぶる良く、対アーセナル戦でいつも手を焼いていたウォルコットをほぼ一人で完封できました。
ここの守備にアダム、ないしはダウニングを割いてしまうと、前線の密度が薄くなってチャンスを失ってしまいますので、かなり大きなポイントだったように思いました。

前半30分頃には、アダムがセンターライン付近から超長距離ロングシュートを狙います!!

相手GKのシュチェスニーも前がかりにポジションを取っており、たたらを踏んでいました。
まるで今は無きシャビ・アロンソ様のような好プレー。
後半開始直後にもこの形を狙っており、ロングパスの精度によほど自信があることが伺えます。
これからもどしどし狙ってほしいですね。

前半でもう一点ポイントだったのは、ルーカスのフリンポンに対するファウル。
フリンポンは縦に速く運動量も豊富なため、リバプールの中盤でも持て余し気味になっていました。
そこへ来て、たまらずルーカスがファウルをおかしイエローをもらってしまいます。

その直後、フリンポンは倒れた姿勢からルーカスへ対し中指を立てる蛮行。

すかさずルーカスは主審へアピールしますが、この申し立ては受け入れられませんでした。
しかし、この行為が後半のフリンポン退場の布石となっていたと思います。



試合は70分に動きます。
ルーカスへのレイトチャージでフリンポンが2枚目のイエローをもらい退場。
これは仕方ないですね。
ルーカスの足さばきがウマすぎました。

しかし、こうなるとアーセナルにとっては1枚目のイエローが悔やまれます。

リバプールはすかさずカイトとキャロルを下げ、スアレスとメイレレスを投入。
攻撃のパターンを変えてきます。

その効果は、すぐに現れました。
リバプールは相手のバイタルエリアで足元のパス回しを繰り返し、何度もチャンスを作って行きました。
スアレス、ダウニングの左からのシュートはシュチェスニーの好セーブに遭い止められてしまいました。

しかし、歓喜の瞬間はやってきます。



まず一点目はメイレレスがボックス中央から右サイドのスアレスに捌いたパスを、相手DFがクリアしたところで生まれます。
クリアボールはラムジーの体にぶつかり、そのままゴールマウスへ…。

これはオフサイドっぽい感じでしたが、起点となったのはメイレレス、スアレスのパス交換。
ケニー采配が的中します。





2点目も、ルーカスが右に捌いたボールをメイレレスが中央へ折り返し、スアレスがゴール。
ゴールマウスにキスをするような優しいタッチのボールでした。

この二人は昨シーズン終盤のリバプール攻撃陣を支え、6位フィニッシュの立役者となった選手です。
一時期メイレレスを放出しようとしていたとか、信じられませんね。

結局、試合は2-0のまま最後のホイッスルが吹かれます。

相手がベストではない状況、降りしきる雨、コシエルニーの怪我、そしてフリンポンの退場…。
様々なラッキーはありましたが、とにかく魔窟・エミレーツスタジアムでの勝ち点3はこの上なく大きいです。
昨年の滑り出しを思うと、なおさら。

次はカーリングカップ2回戦を挟んでホームでボルトン戦。
もちろんどちらも勝つべき試合です。

Come on REEEEEDS!!!

花咲くりばぽ 第1節 vs Sunderland AFC (H)

2011/08/16
さてさて。

バークレイズ・プレミアリーグの2011-12シーズンが開幕しました。

ロンドン暴動で開幕が危ぶまれましたが、スパーズ−エヴァートン戦以外は無事に開催。
2クラブのファンには申し訳ないですが、フットボール三昧の週末を過ごしました。
やはり、プレミアリーグは最高ですね。


我らがリヴァプールはサンダーランドをアンフィールドに迎え、開幕を迎えました。



が。







【Goals】
12' Suarez
57' Larsson

【Bookings】
<Liverpool>
Carragher
Adam
Henderson
Kuyt

<Sunderland>
Richardson
Bardsley
Larsson
Cattermole



なんじゃこりゃー!

って感じの試合内容でした。

--

まず驚いたのはそのスターティング・ラインナップ。
前日に獲得したばかりの左サイドバック、ホセ・エンリケをいきなり起用してきました。
さらに、「無理はさせない」「休ませる」と言い続けてきたスアレスの名前もあるではないですか。
さらにさらに、チャーリー・アダム、ヘンダーソン、ダウニングと、このオフに獲った選手を一気に4人も出場させます。
さらにさらにさらに、フラナガンの先発起用も思い切りました。グレン・ジョンソンのコンディションが間に合わなかったとは言え、経験の浅いフラナガンを起用したのは「今季はアカデミー出身者を育てるんだ」という意思表明でしょうね。


昨季からずっと言い続けていることではありますが、キング・ケニーはギャンブラーです。
ハイリスク・ハイリターンの采配で選手たちに緊張感を持たせ、結果際どい勝負に勝ち続けてきました。
今回であれば、スアレスのフィジカル面、フラナガンと新加入選手の自信・連携。

もしこの試合で勝てれば、すぐに結果を出したい新加入選手たちにとっては最高の薬となったことでしょうし、スアレスも無理なくシーズンインできます。

そう、もし勝てていれば…。

ケニーはギャンブルを仕掛ける裏で、リスク回避も入念に行います。

プレシーズン大活躍のアクイラーニではなく、昨季リヴァプールの攻撃を支えたメイレレスをベンチに座らせました。
昨シーズンはローンで放出されていて今後の去就が不安定なアクイラーニよりも、ケニーのフットボールに慣れ親しんだメイレレスの方が戦力としては心強い、と考えたのかもしれません。

さらに、スアレスとヘンダーソン、両方の控えとしてカイトもベンチに置いておきます。
両方共、本来であれば試合の最初から出ていてもおかしく無い選手。
なんというゴージャスなベンチでしょう。

しかしこれが、この層の厚さが今季のリヴァプールですね。




早い時間帯にキーラン・リチャードソンのクリアミスを体を張ってインターセプトしたスアレスは、そのまま単身ペナルティに切り込みます。
ゴールキーパーと1対1に近い状態になったところで、後ろから追ってきたリチャードソンに倒されPK獲得。
確かに手で押されていたのかもしれませんが、スアレスの倒れ方が上手でした。
この狡猾さは、昨季やコパアメリカでも嫌というほど見ましたね。素晴らしい技術です。

が。

スアレスは自ら得たPKを蹴り、結果大きくふかしてしまいます。
実はこのあたりでめちゃくちゃ嫌な予感がしたんですよねぇ…。
こういう時にカイトがいれば…と。
ケニーの采配が裏目に出ます。

スアレスはその後アダムからのクロスを頭で合わせ先制点を奪いますが、ゴール際でのトリックやシュートの精度を考えるとまだ本調子ではない様に見えました。
昨季のリヴァプール移籍前、噛み付き事件で7試合の出場停止期間があったとはいえ、リヴァプール移籍後はシーズン終了からコパアメリカまで緊張感のある試合をフルスロットルで走り続けてきましたから、少しばかり疲れが見えても仕方ないことです。

その後、リヴァプールは中盤でのポゼッションを高めて攻め続けます。
アダム、ヘンダーソン、そして昨季MVPのルーカスも積極的に絡んで、見どころのあるパス交換を繰り広げます。
しかし、サンダーランドの守備組織もボールに対して素早くコンタクトを繰り返すので、中々前線へボールを運べません。
数回のチャンスは作りますが、これ以上のゴールを奪えず前半終了。

今思えば、前半のうちにもう1点取れていれば試合展開は大きく変わったかもしれません。
後半のサンダーランドは、完全にペースを握っていましたからノーチャンスでしたし。

ちなみにハーフタイムの間、アンフィールドの声の主、ジョージ・セフトンさんがLFCでDJを始めてから40周年ということで、セレブレーションがあったようです。
ビートルズの「Let it be」が1970年発売で去年40周年でしたから、その歴史の凄さがわかるというものです。
今後も長く続けてもらいたいですね。



↑の写真は、後半57分のラーションの同点ゴール。
右サイドのフラナガンは、クロスにばかり気を取られていて後ろにいるラーションを一度も振り返りませんでしたね。
この失点に関しては、正直フラナガンの責任が重いと思いました。
まだ若いですので、しっかり勉強してバネにしてもらいたいです。

後半はほとんど何も出来なかったリヴァプールでした。
つまらないボールロストが多かったように感じますね。
ダウニングとエンリケのサイドでは特に。
サンダーランドのパスの稚拙さも相まって、だらしない試合に見えてしまいました。

スアレスが下がると、攻撃面でのアクセントはほとんど無くなりました。
キャロルの頭にボールを合わせるのはいいのですが、サイドバックの上がりや2列目のカバーが非常にお粗末で、セカンドボールを攻撃に全く生かせません。

キャロルをどう使うか、今後の課題だと感じました。

さて、残念な結果に終わったとは言え、まだ開幕1試合目です。
次節はいきなりアーセナルとの1戦ですが、あちらもCL予選や選手放出、さらにはサスペンションの関係で相当困っているはずです。
まだチームが出来上がる前のこの段階で対戦できたのは幸運だと思います。

しっかり叩いて、エミレーツでの不本意な成績に終止符を打ってしまいましょう!

恩讐の彼方に -シーズンの終りに。 (後編)-

2011/05/31
ご存知のとおり、10-11シーズンが幕を閉じました。

色々と予想はしてみたのですが。結局一つも当たりませんでした。
事実は小説より奇なり、と昔の人はよく言ったものです。

結局降格チームはハマーズ、ブラックプール、バーミンガムの3チーム。
最終日はバーミンガムやウィガン、ウルブズ、ブラックプールがしのぎを削る手に汗握る展開でした。
最終節恒例、スタジアムでラジオ片手に他会場の戦況を見守るファンもいましたね。
降格チームはいずれも素敵なフットボールをするクラブですので、早期のプレミア復帰を期待します。
また、昇格チームのQPR、ノリッジ、そしてスウォンジー(プレミア初のウェールズのクラブ!)にも大きな期待を寄せてみたいですね。

我らがプレミアリーグの覇者、マンチェスター・ユナイテッドは、結局チャンピオンズリーグでその実力を発揮することが出来ませんでした。
惨敗という表現がよく似合う、完膚なきまでの負けでした。
逆にバルセロナは、まさに王者の試合。
全てにおいてマンチェスター・ユナイテッドを上回っていました。

もしマンチェスター・ユナイテッドが勝利していれば、リバプールの持つヨーロピアンカップ5回優勝の記録に肉薄されていただけに、その優位を保てたことでほっと胸をなでおろしてしまいました。
しかし、もう一方でプレミアリーグの代表たる彼らが、あそこまで何も出来ない負け方をした、ということに、一抹の不安と不満を覚えたことも確かです。

昨今、外国資本を大量に投入して才能ある、評価の高い選手を買い集めることで国際的な優位を保ってきたプレミアリーグ。
近年では、マンチェスター・シティが過去にない規模の資金を移籍市場に投入し、今季ようやくその努力の結果がCL出場という(しかもストレート・イン)結果を結びました。
ですが、今回のバルセロナの優勝、更にはワールドカップでのドイツやスペインの台頭が、プレミアリーグ各クラブのチームづくりに対して大きな疑問を投げかけているようにも見えるのです。

すなわち、「真に強いクラブをつくるためには『育成』が欠かせないのではないか?」と。


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もう一つ個人的に思ったこと。

それは「ライバリティ」の問題です。
バルセロナは、ほぼ毎年のように宿敵であるレアル・マドリーと激しい優勝争いを繰り広げています。

では、マンチェスター・ユナイテッドはどうでしょうか。
国内最大のライバルであり、憎悪の対象でもあるリバプールは、ほぼ毎年優勝争いから脱落する体たらく。近年、唯一リーグ優勝を争ったのは08-09シーズンでした。
マンチェスター・ユナイテッドはこれまで、リバプールがくすぶっている間にプレミアリーグ優勝を重ねてきました。

例年優勝を争うチェルシーやアーセナルは、実力の上ではマンチェスター・ユナイテッドに勝るとも劣らないチームを創り上げています。
しかし、果たして彼らはマンチェスター・ユナイテッドにとって「絶対に、何がなんでも勝ちたい」「憎くて憎くてたまらない」というほどの相手でしょうか?
おそらく、これはリバプールにとっても同じことだと思います。
ローカルライバルのエヴァートンよりも、むしろマンチェスター・ユナイテッドに向ける憎悪、情熱、衝動の方が強いのではないでしょうか。

そう考えると、常にしのぎを削り、潰し合い、成長しあってきたバルセロナとレアル・マドリーの両輪と、プレミアリーグの中でも比肩するもののいない孤高の存在であり続けていたマンチェスター・ユナイテッドの差というものが、どうもあるのではないだろうか?と思うわけです。

サー・アレックス・ファーガソンは、「来季リバプールは絶対に復活する」と最近のインタビューの中で予言していました。
しかし、それは予言というよりも「願望」なのではないでしょうか?
数年前には「スペシャル・ワン」モウリーニョという存在がいたように、今まさにマンチェスター・ユナイテッドは好敵手を欲しているのではないでしょうか??

これからプレミアリーグがヨーロッパの中で、より一層の存在感を増すためにも、来季のリバプールとマンチェスター・ユナイテッドには注目してみていきたいと思います。
また同様に、マンチェスター・ユナイテッドにとっての不倶戴天の敵、ローカルライバルのマンチェスター・シティの躍進にも期待しています。

シーズンの終りに。 (中編)

2011/05/08
1試合で運命の歯車が大きく回転するシーズン最終盤。
果たしてどんな結末を迎えるのか…。

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【首位争い】

1位 マンチェスターユナイテッド 勝ち点73 残り3試合 得失点差38

5/8 vsチェルシー(H) 5/14 vsブラックバーン(A)
5/22 vsブラックプール(H)

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2位 チェルシー 勝ち点70 残り3試合 得失点差38

5/8 vsマンチェスターユナイテッド(A) 5/15 vsニューカッスル(H)
5/22 vsエヴァトン(A)

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3位 アーセナル 勝ち点67 残り3試合 得失点差32

5/8 vsストークシティ(A) 5/15 vsアストンヴィラ(H)
5/22 vsフラム(A)

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宿敵チェルシーを破ってチャンピオンズリーグ決勝まで駒を進めたマンユナイテッド。
5/8には今季のプレミアリーグ優勝を決する天王山、今季4試合目のチェルシー戦が控えています。
ここでチェルシーを下すことが出来れば、優勝をほぼ手中に収めることが出来るでしょう。
しかも、今季リーグ戦では16勝1分と絶大な成績を残しているホーム・オールドトラッフォードでの試合です。
逆に言えば、ここでチェルシーに負け、勝ち点が並ばれるようなことがあると、今後のリーグ戦にも響いてくるでしょうし、5/28に控えるチャンピオンズリーグ決勝にも暗雲が立ち込め、最終的には何も勝ち取ることの出来なかったシーズンになってしまう危険も大いにあります。
今季優勝すれば、歴代リーグ戦優勝回数が怨敵・リバプールを上回り単独1位になりますので、何がなんでもトロフィーを掲げてやる、という気持ちは強いでしょう。

この大一番でのSAFの采配やいかに。

追うチェルシーは、余計なことを考えずにすべて勝つつもりで臨んでくるでしょう。
リバプールファンとしては、トーレスの件などモヤモヤ感もありますが、それよりなによりマンチェスターユナイテッドだけには優勝させたくないというのが本心ですね。
しかし、チェルシーはたとえマンチェスターユナイテッド戦に勝利しても安心できません。
最終節は、FAカップで苦杯を舐めた難的・エヴァートンが相手。しかもグディソンパークです。
トーレスの心のなかで燻っていたマージーサイド魂に火がつくか?それとも昇龍の勢いで7位まで上昇してきた北のブルーズが一泡吹かせるのか?見物です。

アーセナルは、もう言い訳の許されないポジションにまで堕ちてきてしまいました。
リバプール戦、スパーズ戦と立て続けに引き分け、ボルトン相手に勝ち星を落とす失態。優勝争いをするチームの戦いじゃないですね、厳しいですが。
前節ではマンチェスターユナイテッド相手に意地の勝利を見せつけましたが、依然苦しい状況です。
他力本願ではありますが、優勝のためには残り試合全勝が最低条件です。
対戦カードも、難しい相手ではありますが上位2チームと比べれば恵まれています。
最後の最後までサプライズを魅せて欲しいですね。

以下、個人的な予想です。

1位 チェルシー 勝ち点76 得失点差43 <勝敗>○○×
2位 マンユ   勝ち点76 得失点差40 <勝敗>×○×
3位 アーセナル 勝ち点76 得失点差37 <勝敗>○○○

シーズンの終りに。 (前編)

2011/05/07
プレミアリーグは、近年稀に見る混沌とした状況になりました。

我らがリバプールはダルグリッシュ暫定監督のもと善戦し、一時は降格圏だったチームをヨーロッパ・リーグ出場圏内へ引き上げました。
個人的には今年のリーグ最優秀監督はダルグリッシュでいいと思っています(次点でオーウェン・コイル)。

マンチェスターユナイテッドは後3試合を残して勝ち点73の首位。
追撃するチェルシーは同試合消化で70ポイント、一時はマンチェスターユナイテッドの喉元に迫ったはずのアーセナルは、持ち前の勝負弱さを発揮してしまい勝ち点6差の3位に沈んでいます。

ヨーロッパ出場権や降格争い、FAカップファイナル、さらにはチャンピオンシップのプレーオフなど、残り2週間は例年以上に濃厚になるでしょうね。
というわけで、残り3試合(場合によっては4試合)の状況整理と、今後の展望を考えてみたいと思います。


◆◆◆◆


【ヨーロッパ圏内】

4位 マンチェスターシティ 勝ち点62 残り4試合 得失点差22

5/7 vsエヴァトン(A) : 5/10 vsスパーズ(H)
5/17 vsストーク(H) : 5/22 vsボルトン(A) 

--CL出場権--

5位 リバプール 勝ち点55 残り3試合 得失点差15

5/9 vsフラム(A) : 5/15 vsスパーズ(H) : 5/22 vsヴィラ(A)

--EL出場権--

6位 トッテナムホットスパー 勝ち点55 残り4試合 得失点差7

5/7 vsブラックプール(H) : 5/10 vsマンシティ(A)
5/15 vsリバポ(A) : 5/22 vsバーミンガム(H)

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リバポは全勝しても最終勝ち点64で、マンシティが1勝でもすればCL出場権を失うという厳しい状態。
クレイブンコッテージやホームでのスパーズ戦、更にはヴィラ戦と厳しいゲームが続きます。
常識的に考えて、目標はEL出場になるでしょう。

スパーズはリバポ戦、マンシティ戦を残しており、かなり厳しい日程。
しかも前回のブラックプール戦ではアウェイで黒星を喫しているため、必ずしも楽な組み合わせではありません。
マンシティと勝ち点差が離されているため、もう1ポイントも落とせない状況。
そのため、1敗でもすれば目標をEL死守に下方修正する必要に迫られるでしょう。

マンシティは7位、6位と上位につけるクラブとの連戦が続いた後は、中堅クラブで既に残留をほぼ決めているクラブとの対戦が2試合で、ここを落とさなければCL出場は確実でしょう。
しかし、ストークはフィジカルプレーに強く、なおかつFAカップファイナルの対戦相手、ボルトンはホームで非常に強く今季2敗しかしていません。
油断すれば危険な相手と言えるでしょう。
とは言っても、2勝してしまえばCL確定なので状況的には他の2クラブよりは楽なはずです。

ちなみにエヴァトンやフラムもEL出場権が残されていますが、上位2チームが1勝でもしてしまえばその可能性は潰えるため、現実的とは言えません。

個人的な予想としては、

4位 シティ  勝ち点66 <勝敗>△×○×
5位 スパーズ 勝ち点64 <勝敗>○○×○
6位 リバポ  勝ち点62 <勝敗>△○○

というフィニッシュになるんじゃないかと予想してます。
もちろんリバポがEL出場権を獲得するのが望みですがね…。

リバプールは「マネーボール」を実践しているか?

2011/02/06
1月の移籍期間も終わり、いよいよプレミアリーグの各クラブは終盤戦に突入しようとしています。
各々思惑の入り混じる冬の移籍市場でしたが、大きく動いたのは我らがリバプールとチェルシー。

リバプールはトーレスをチェルシーに5000万ポンドで売却、その資金でスアレスとキャロルを獲得しました。
バベルを売却した資金と合わせて相殺すると、リバプールがこの冬支払ったのは実質約200万ポンドであったようです。
賢い買い物なのか、それとも「やっちまったー」と後から後悔することになるのか・・・それは歴史だけが証明できることです。

個人的に以下の記事が非常に気になったので、本ブログ初めての試みとして全文翻訳してみました。
ヘンリーオーナーがMLBで保有しているボストン・レッドソックスが積極的に採用していると言われる「マネーボール」という選手評価の観点から今回の移籍市場を捉えた興味深いコラムです。

Is Liverpool Playing Moneyball?

あ、あとマネーボール(セイバー・メトリクス)に興味のある方はWilkipediaで調べるか、「ビリー・ビーン」でGoogle検索、あとは「マネーボール」という著書も発行されてますのでぜひご参照ください。
結構面白い本ですよ。


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昨年の秋、ボストンレッドソックスのオーナーグループでもあるジョン・W・ヘンリーとNew England Sports Ventures(NESV)がリバプールフットボールクラブを買収した時、クラブにとって彼らはちょうど最適なオーナーだった、と考えるのは、的はずれな指摘ではないだろう。
ヘンリーと彼のパートナーは成功の実績と、リバプールFCの歴史に深い類似点を持つアメリカのスポーツフランチャイズを持っていた。正しく言えば、ヘンリーとNESVはクラブの絶望に信頼すべき新たな希望を与えるためにクラブにやってきたのだった。

ヘンリーとNESVは、レッドソックスを86年ぶりのワールドシリーズチャンピオンに導いたのと同じ方法を、フットボールの世界に展開しようとした、ということも言えるだろう。
選手評価に対する統計的アプローチ(「マネーボール」と呼ばれることもあれば「セイバーメトリクス」と呼ばれることもある・・・いつもその筋に通じていない人間を大きく困惑させる)は、レッドソックスに”才能ある選手のコレクター”である、いう評判を与えた。

ベースボールクラブを僅かな資金で運営するのは極めて難しく、支出も大きい。しかし、レッドソックスは複雑な高等数学を費用対効果における優れた指標へと変化させ、その価値観は多くのクラブに広がっている。
ライバルチームであるヤンキースに資金面で劣っているため、ヘンリーは不足分を補うために設計されたメソッドを導入したのである。

月曜日のイングランド移籍市場での狂った出来事は、もしもNESVがフットボールでも同じアプローチを用いていても、彼らは必要なときに多額の支出をすることを厭わない、ということを明らかにした。
レッズはフェルナンド・トーレスをチェルシーに5000万ポンドで売り渡すとほぼ同じタイミングでアヤックスからルイス・スアレスを、ニューカッスルからアンディ・キャロルを連れてきた。

二人の選手を獲得した額が一人を売却した額を上回らなかったとしても、キャロル獲得は周囲を騒がせた。3500万ポンドというキャロル獲得額は、スアレスのそれを38%上回るばかりか、バルセロナFCがスペイン代表FWのダヴィド・ヴィジャをヴァレンシアFCから獲得した際に支払った金額をも上回り、国内では新たな記録を打ち立て、全世界でも史上8番目に高額な移籍金としてランクインすることになった。プレミアリーグにたった19試合しか出場していない選手に対しての金額が、である。

22歳のキャロルは、今シーズンニューカッスルで19試合に出場し11得点を上げることで自らの有望性を示していたが、リバプールFCが彼を獲得するために支払った金額はショッキングなものだった。そう、事実、その金額はNESVが採用していると信じられている「マネーボール」の精神に反するように見える。

もしかしたら、ヘンリーとNESVはパニックになっていたかもしれない。移籍市場は臨終間際、賢い人間に取っては滑稽に映った。その時間の無さが急激な判断、そして金額に見合う価値を持たない選手への法外な投資へと導いたのかもしれない。しかし、リバプールFCは新シーズンに向けての憂鬱なスタートの後、7位へと順位を押し上げた。

より良い場所を望むファンの要望、そして現監督でクラブのレジェンドであるケニー・ダルグリッシュの存在は、NESVへプレッシャーを与える・・・リバプールFCをイングランドフットボールの「かくあるべき」位置へと押し戻せ、というプレッシャーを。
トーレス離脱は、そのプレッシャーを拡大させた。NESVは、自らがリバプールFCの復活に迅速かつ劇的に対処するということをリバプールファンに示すために、手を打つ必要があった。
ヘンリー自身はおそらくキャロル獲得の決定はしていないだろうが、NESVの代表者としてキャロル獲得決定と多額の移籍金の支払いに対して、完全に説明責任を負っている。

見方次第でキャロル獲得は、「マネーボール」は(まだ現時点では?)リバプールFCに導入されておらずNESVはその導入を待つ余裕が無かった、あるいはNESVはすべてのクラブが必要なときにする方法を取っただけに過ぎない、つまり「どんな犠牲を払ってでも買う、市場に応じて」。

現時点では、リバプールFCは国内選手を獲得するために過剰な支出をした「別のリッチ・クラブ」に過ぎず、移籍市場に風穴をあける革新的な方法を使った先駆者ではない。リバプールはこれから先も常に前者のリッチクラブであり続け、後者の先駆者になろうと長期的なクラブ設計を行わないままであるという可能性は十分にありうることで、それはつまり「NESVのレッドソックスのイングランド・フットボールバージョン」では無い。

しかし、ヘンリーとNESVに公平に考えると、「マネーボール神話」はレッドソックスの成功の実質的な役割よりもより過大評価されている。チームは方法論を持っていて、彼らは選手の価値を決めるのにその方法を用いる。しかし、それは魔法の弾丸ではなく、レッドソックスは真の競争相手になるために、頻繁に大金での補強を強いられている。

偉大な選手で過小評価されている選手はいないから、統計分析だけが彼らの真の価値を発見できる。レッドソックスが「マネーボールで勝てる」のは、彼らがシステムの不足を補うことができるタイプのプレイヤーと契約するだけの資金を持っているからだ。

NESVが、もし同じ方法をリバプールFCで取ったら、彼らがセイバーメトリクスの選手評価プロセスをフットボールの試合に導入しても、高額契約はそのままクラブのビジネスの手段として残り続けるだろう。
トップタレントへの支出と、チャンピオンになる為のチームづくりにおける統計分析の運用は、お互いに必要なものである。特にリバプールFCやレッドソックスのように両方実践する余裕のあるクラブにおいては。

ヘンリーと彼のパートナーにとって、「リバプールFCでは今マネーボールが導入されている」という言葉の利点は、ファンが「マネーボールは契約の際、選手の才能を識別することに関して倶楽部にとってアドバンテージになるはずだ」と信じていることにある。
史上8番目に高額な移籍金でさえ、アンディ・キャロルのユニークな価値ある才能を「マネーボール」のプロセスで判断した結果だったとファンに説明するために利用出来るかもしれないのだ。

彼が移籍金に見合うか、またはリバプールが払い過ぎたのか、は時間だけが証明できる。
当分の間は、リバプールFCが遠くない将来ヨーロッパのトップに返り咲くことが出来る希望がある、とリバプールファンに信じさせるに値する財政的な力をNESVが持っているという、という理由付けには十分だろう。

もしリバプールFCがかつてのような常勝の伝統を取り戻したら、少なくとも数人は「マネーボール」のおかげだったと指摘するだろう。その評価に値するかどうかは、誰にも分からないにせよ。もしそうなれば、アンディ・キャロルのおかげかもしれないのだ。
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